厳しい介護業界で仕事を続けていくためには、キャリアアップをするのも一つの手です。

業界内でのキャリアアップは、盤石な地位と給料面などの待遇の安定に繋がり、長く仕事を続けることができます。

介護業界の中でも、訪問介護は重労働です。

介護者の自宅へスタッフが赴き、家事や調理などの生活の補助や身体介護を行います。

そんな訪問介護職の方がキャリアアップをするためには、いくつかのポイントがあります。

まず前提として、一つの職場に3年間勤める必要があります。

3年間の中でキャリアを重ね、サービス提供責任者を目指しましょう。

サービス提供責任者とは、介護保険制度の中での役職名の一つで、職業の一つです。

主な仕事内容は、訪問介護スタッフのとりまとめ役で、スタッフの指導や連絡調整、スケジュールの管理、現場のトラブル対処等を行います。

サービス提供責任者になるためには、必要な条件と資格がいくつかあります。

必要な資格は、介護福祉士、看護師、准看護師、保健師のいずれかの資格で、必要な条件は、実務者研修の修了です。

実務者研修はテキスト学習と通学演習で計450時間のカリキュラムを受けなければなりません。

受講スタイルは通学型か、通信と通学の併用型の2つから選べます。

自分に合わせた方法で研修を受けましょう。

サービス提供責任者になった後は、ケアマネージャーの資格取得を目指しましょう。

ただし、施設勤務では募集数が少ないので、ケアマネージャーを目指しながら生活相談員や施設の役職に就くなど、他の道を探すのも確実な方法です。